毎度お世話になります。千葉県を中心にシロアリ駆除・シロアリ予防の施工を行なっている株式会社フューチャーフレームの広瀬です。
一般戸建ての床下は普通の方であれば入った事がないと思います。ごく稀に床下がどうなっているか車輪の付いた平たい台車を使って床下に入るお客様がいらっしゃいます。これは特別なパターンですが普通の方は入った事がないですよね^^
↓こんなやつ
わたくし、床下職人は毎日の様に様々な家屋の床下に入ります。
すると床下の構造は多種多様である事に気付くのですが、今回は床下が布基礎（土壌）でその上に半透明の調湿シートが敷いてあるお客様宅のシロアリ駆除を行なってきました。
お客様の中には調湿シートがシロアリ対策になっていると勘違いされている方もいらっしゃいますが実際には違いまして、調湿シートはあくまで床下の空間の湿気を抑える為に敷いてある物になります。
実際に床下を点検して調湿シートがどのようなものか見ていきましょう。
いつも通り床下へのアクセスは入念に養生をしてお部屋が汚れないようにします。
ご覧頂ける様に土の上にビニールシートが敷き詰められています。確かに床下の空間は湿気が少なくなるのですが、地面と調湿シートの間には湿気が篭ってしまい、場所によっては結露の様に湿気が多くなる事もあります。その湿気がシロアリに対しては居心地が良い環境になり得るのです。
それでは調湿シート張りの床下に発生した蟻道達を見てみましょう。
↓↓↓
調湿シートと基礎の隙間から土台木部へと蟻道が這い上がっているのがわかりますね。
この現象から分かる事は、床下に調湿シートが敷き詰められていても、定期的にシロアリ予防の消毒が必須であるという事を表しています。
早速シロアリ駆除をするべく、動力噴霧器をセットアップして駆除に取りかかります。
蟻道が発生している箇所の土台には穿孔作業をしてシロアリ薬剤を注入します。
土壌にあるシロアリの巣を駆除する為に入念に薬剤を浸透させて、シロアリ駆除を行いました。
注入した穴は木栓で補強します。
調湿シートをめくりながら、出来るだけ調湿シートを濡らさない様に土壌へ向けてシロアリ薬剤を散布して行きます。この土壌に浸透し付着した薬剤が効果を発揮してシロアリ予防となります。
ご自宅の床下を確認して万が一調湿シートを敷き詰めた床下の場合で、定期的にシロアリ薬剤を散布していない場合は、是非一度当店にご相談ください。
それではまた床下ブログでお会いしましょう。
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