皆様こんにちは、床下職人の広瀬です。当店は千葉県を中心にシロアリ予防・シロアリ駆除のサービスを提供しております。シロアリ駆除の見積もりが高額な為先延ばしにしている方や5年の保証期間が切れてしまった方は是非当店のサービスをご利用ください。
さて、今回は長期で床下の点検及びシロアリ予防の消毒をしていなかったお客様からのご依頼のお話をしていこいうと思います。
当店の作業の流れは、施工当日まず床下に入って床下全体を点検します。床下に入る際はキッチンの点検口を開けて床下に入る事が多いので、点検口入り口周辺は一切埃等で汚れない様に入念に立体的な養生を行います。まるで無菌室バリの密閉度です^^
床下の木部の状態の写真です。緑色に見える箇所は新築時に塗布したシロアリ防蟻剤です。昔は色をつけて防蟻処理を行なった事がわかる様になっていました。今では薬剤が進化したため、土台等の木部防蟻処理には色はつきません。
築年数が30年以上ですと床下がこの写真の様に布基礎(土)である事がほとんどです。湿気やカビが発生し易いので、定期的なシロアリ薬剤散布と防腐・防カビ処理が推奨されています。
床下に関しては幸いシロアリ被害はありませんでした。当店では点検の際に多くの床下写真を撮影してお客様にタブレット端末でその写真をお見せしながら床下の状態を説明しております。
床下の点検が終わったら今度は屋外の家の外周を点検します。すると基礎際にシロアリの蟻道が発見されました。通常シロアリは日光や乾燥を嫌いますので外では滅多に蟻道を造らないのですが、いくつかの条件が重なると外の基礎にも蟻道を造る事があります。今回の場合はエアコンの室外機の位置と外壁の雨漏りが重なった事により外にもシロアリが発生した様です。
まずは床下全体にシロアリ薬剤を散布してしっかりとシロアリ予防を行いました。
水廻りである浴室の床下の土台にシロアリ薬剤を注入しました。
もちろん玄関のスラブ処理(玄関の土間にシロアリ薬剤を注入する)を行いました。
この様に玄関のドア枠が玄関タイルに接している場合は良くシロアリ被害に遭います。予めシロアリ薬剤を注入して予防を行います。
そして最後はエアコン室外機と外壁の影にできた蟻道を削り、シロアリ薬剤を散布して駆除を行いました。タイトルにある外の基礎に蟻道ができる条件とは、外壁の雨漏りや、外の基礎際にプランターや木製のストッカーが置いてあるなど、基礎に日光が当たらない環境で慢性的に湿気を保つ事が挙げれます。皆様も床下の点検は難しいかも知れませんが、一度家の外周をチェックしてみることをお勧めします。
それではまた、床下ブログでお会いしましょう。
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